10年以上のキャリアを持つスウェディッシュ・ポップ・バンド、ザ・カーディガンズの2年ぶりとなるニュー・アルバム。「ルージング・ア・フレンド」「ゴッドスペル」など、従来のポップ・センスにロック・テイストを加味したナンバーを中心に収録。おなじみのトーレ・ヨハンソンがプロデュースを担当。
つっても2005年の作品。 8年も経ってやっとこさ聴くに至ったんですけど、それもこれもリリースを知らなかったから。 年に1,2回はチェックしていたつもりだったのに。 Gran Turismoあたりからの暗くて重いけど激しさのある、それ以前とは別バンドなんじゃないかって思うくらいの変貌を遂げた後、正直言うと金太郎飴的な印象が強くて、どれがどれかとかあんまり考えていなかったのかも知れないです。 どこぞで解散だの活動停止だの聞き及び、じゃぁLong Gone Before Daylightが最後のアルバムなのかと早合点していたのかも知れないです。 よくおぼえていない・・・それどころか「国内盤は発売されていなかった」と大きな勘違いすらしていたくらいで、国内盤が出ないくらい売れなくなっちゃったのか、とかもう思いたい放題なのではありまして。
Gran Turismoあたりからの暗くて・・・っていう印象、決して悪い意味じゃないんです。 そりゃそれ以前のアンニュイな感じも好きだったんですけど、それ以降のこんな感じの方がいいと思うんです。 暗くて重くてうちに秘めたる激しさを持った感じ。 ボーカルもどんどん上手になってるし。 一番いいのは1曲めかな。
これ、当時は国内でどのくらい売れたんだろう。 申し訳ないけど全然知らなかったくらいだからそんなには売れなかったんじゃないかなぁ(本国ではチャート1位になったそう)。 でもいいんですよね、すごくロックだ。 私はロックが好きじゃないけど、これがロックならロックが好きなんだと思うです。