ナラ・レオンの1967年の作品。 マエストロ・ガヤとドリ・カイミがアレンジをしているらしく(?)ドリ・カイミとタンバ・トリオが演奏をしているのだそうで。
・・・「美しきボサノバのミューズ」という邦題の作品があるくらいで、もうゴリゴリにボサノバの人なのかなぁってずっと思ってたんですよね。 違和感はあるものの。 でもかなり前の時点でボサノバから離れようとしてたらしいんですね。 ボサノバじゃなくてサンバなのよ、と。 犬猿の仲と言われたエリス・レジーナよろしく「サンバあたしはこう歌う」でありましょうか(後に「美しきボサノバのミューズ」でやっとこさボサノバと真っ向勝負したそうなので、そうなのかと)。
そう思うと、60年代のナラ・レオンの作品をサンバなんだと思って聴くと、納得できるし作品の良さが引き出されるような気がして。 軟派な印象の強いボサノバに比べて、ナラ・レオンの歌声の気合いの入りようったらないです。 かっこいいんですよね。 んでアレンジが洗練されてるか聴きやすいんだ。
で、ベタなんですけどM3が好きなんですあたしゃ。 Noite Dos Mascarados(仮面の夜)。 どんな歌詞なんだろうとググってみましたら、カーニバルの夜のことを歌ってるんですね。 男と女で掛け合いをして。 んでこれも最初に聴いたのはエリス・レジーナとだれかのデュエットで、それはそれでいいんですけど(エリスが余裕すぎて怖いくらい)、ナラの方が「凄み」が効いてていいんですよね。