リアル – 完全なる首長竜の日

・・・原作を読んでどんな感想を吐いたかは検索すればわかるんだけど、別にいいか見なくてもって思って今おるんでして、だから前にどう書いたか憶えていないんですけれども、どうしてそんなふうに思ったかってぇと、この映画、原作と随分違うじゃんってしょっぱなから感じたからなんですよ。 あと、これって黒沢清監督作品なの?ほんとにそうなの?って。

なにせDVDを観ている途中だからモニタから離れるのも惜しくて、とりあえずってんでWikipediaを見たんですよ。 そしたら原作の骨格だけじゃねぇか残されてんの!って。 「そもそもこれラブストーリーなの?」って。

でもまぁ、それはいいかなぁって。 それをどうこう思うのは原作者だけでいいんじゃないかなぁって。

そう割り切って観ると、普通に普通な邦画でありました。 黒沢清っていう映画監督は・・・まぁこうなのかなぁって。 もうちょっと観てみたいと思ったんですけど、初めて観たのがこれならば、この監督の他の作品は強いて観なくてもいいかなぁって思ったんでした。

現実との境界線が映像的に曖昧だっていう感想があるけど、あれはあれでいいんじゃないかなって思ったです。

「仮想と現実が崩壊する中で、真実を知った時、ふたりの愛は奇跡を起こせるのかー」
佐藤健×綾瀬はるか×鬼才・黒沢清監督で贈る
謎と仕掛けに満ちた極上のエンターテイメント!

『このミステリーがすごい! 』大賞受賞の傑作、衝撃の映画化!!
カンヌ、ベネチア、ベルリンなど数々の国際映画祭で受賞し、今年で監督デビュー30周年を迎える鬼才・黒沢清
監督。実に劇場映画5年ぶりとなった本作品は、恋人の自殺未遂の理由を知るため、主人公の青年が恋人の意識
下へ潜入する姿を描くサスペンスアドベンチャー。黒沢監督は真骨頂であるホラー要素も取り入れ、人間の心の
なかを撮影することに挑戦。これまでにない作風に加え、人気・実力ともに若手ナンバーワンの佐藤健と綾瀬は
るかを起用。黒沢監督にとって若い恋人同士を描くのは初であり、まさに新境地となった作品です。
その他共演では中谷美紀、オダギリジョー、染谷将太、小泉今日子と、黒沢清監督作ならではの強力な
キャスティングを加え、本年度のロカルノ国際映画祭コンペティション部門にも選出されました。

【ストーリー】
自殺未遂が原因で1年も眠り続ける幼なじみである恋人・淳美(綾瀬はるか)を救い出すため、
浩市(佐藤健)は昏睡(こんすい)状態の患者と意思の疎通が可能となる先端医療・センシングを受けることに。
センシングを繰り返し淳美の潜在意識に接触していくうちに、浩市は不思議な光景を見始めることになる。
現実と仮想の境界が崩壊していく中、浩市は淳美と幼少時代を過ごした島へと足を運ぶ…。