最初、オリバー・ストーンとマイケル・ムーアがごっちゃになってて(後者だと思ってて)、おちゃらけたやつなのかなぁって思ったんですけど、NHKでやってるのをちょっと見て、どうも違うっぽい真面目っぽいって知って。 でもテレビでは結局見なくて、DVDで全巻見通したという次第。
DVDで最初から見たら、どうもマイケル・ムーアとちゃうやん、って。 その時点でまで勘違いしていた体たらくでありまして。 で、誰?ってんでちゃんと見たらオリバー・ストーンじゃん!っていう話なんですよ。
「プラトーン」「7月4日に生まれて」で、アカデミー監督賞を2回手にしたハリウッドを代表する映画監督オリバー・ストーンが、第二次世界大戦前夜の1930年代から、テロの時代ブッシュからオバマまでのアメリカを独自の視点で斬る!
「もしもこの人が大統領になっていなかったら! ?
もしもあの人が大統領になっていたら! ?
歴史はもっと違う道を照らしていたかも知れない! 」アメリカン大学歴史学科准教授ピーター・カズニック共作。「教科書には書かれていない歴史、埋もれてしまった“ヒーロー”」に焦点を当てて語る。
歴史にたらればもレバ刺しもありませんが、これは戦後アメリカを知るには非常に興味深い作品であります。 アメリカはずっとまえからアメリカだったけど、戦後アメリカは一味違うぜ?って感じ。 日本人的には先の大戦での広島・長崎における原爆投下について詳細に経緯を収めておりますから、この点においてだけでも見て欲しいところであります(DVD3だけど、1から3まで見るとよろしあのよろしあかよろし)。
(特に日本における)反米勢力がこういうところをどのくらいまで知ってて主張しているかは知りませんけど、もしこれを日本人が作品として制作して発表したところでこんな内容にはならなかったのではないかって思って。 やっぱりアメリカ生まれの(ニューヨーク生まれなのか!)オリバーちゃんならではなんだねぇ。
ちなみに原題は「合衆国の語られなかった歴史」っていうニュアンスであります。