NYのハーレムで暮らすコカインの売人プリースト。裏社会に住む50人の麻薬組織のトップである彼は、金・女そしてドラッグと、何不自由ない生活を送っていた。しかし、彼の本当の夢は“自由”。彼は足抜けするためにある計画を立て相棒に打ち明けるが…。70年代ブラック・シネマを代表する名作中の名作!ソウル・ミュージックの神様、カーティス・メイフィールドが音楽を担当!
主人公が麻薬の売人なんで、別に救われなくてもいいよって話ではありますけど、映画ですんでね、そのへんは差し引いて。 でも、それにしたって今ね、「スーパーフライ」ってんで検索するとね、日本のアーティストのナニがナニするじゃありません? ちょっとなー。 そもそもがカーティス御大の曲なんで(御大も演奏シーンで出てくる!)、それをさておきこの映画が、っていうのもなんだけど、いわば総崩れじゃんね。 悲しいね。
ブラックパワー爆発な90分、最後で主人公が白人の悪徳警官(よりも偉くなってる)に差し向けた殺し屋ってのがまた白人でね、このスパイラルな感じが時代を感じさせるんですよ。 追い詰められるも切り札出して抜けだして映画が終わる。 普通だったらぐちゃぐちゃに撃たれて悲惨に終わるところですけどね、そうじゃないと、これがブラックパワーなんだよ!っていう話ですよ。
低予算すぎたのか、途中であきらかに手を抜いたと思われる、写真を並べる編集方法があったり、あとなんかあったけど・・・あー殺し屋に依頼をするシーンはカメラは店の外におって演者の台詞は一切聞けない・・・のは違うかもしれないけど、そういうところがいいのよ。 お!これはこれは・・・wってなる。
それにしたって年がら年中コカイン吸ってるんだもん、子どもと一緒には見られないんだよね。