早川義夫が60年代に率いていたバンド・ジャックスの,東芝以前のタクト盤をCD化。
CD化・・・されたのは1998年のことで、やっとこさ買ったという次第というか体たらく。 ジャックスが東芝以前に、タクト電機というオーディオメーカーが抱えるマイナーレーベルからリリースされたシングル2枚をコンパイルして再発したというもの。 以前にLPでリリースされていたものの、そちらは3曲入りだったという。
ジャックスに関してはもう、定本を買わないと何も言えないような感じが個人的にはしていて、欲しいなぁとは思いますけど今やプレミアがたーっくさんついちゃってておいそれとは買えないもんですから、結局は何も言えなくなっているのではありますが、この初期音源を聴きますに、東芝盤とどう違うのかと言われましても、明確には言えないのでありまして、いわばこれ、マニア向け、コレクターズアイテムなのかなぁというところ。 そうそう、ジャックスといえば音源そのものもあれ、ボックスを再発して欲しいところではありますけど、もうねぇ・・・望み薄だねぇ・・・。
内容はお馴染みの暗黒世界で、ここまで暗黒なのは取って返して言えば笑ってしまうほどであり、その点で言えば東芝盤未収録の「いい子だね」が異様に明るく軽やかに聞こえてしまうから不思議。
不思議にジャックスはジャズっぽい匂いがしてて、タクトというジャズ系のマイナーレーベルからシングルが出たというのも、なんとなくうなづけるところ。
それにでも暗い。 真っ暗だ。