定本ジャックス

至極のロックグループ、ジャックスの完全無欠研究本。

なにかにつけてジャックスがどうだと言う私も、その実音源を聞いたのはソリッドから出た「からっぽの世界」EPであり、「からっぽの世界」はすごいなぁと思ったけど、「ピコの唄」はなんだいこれwってな感想で、あー他にもっと聴きたい!って思いつつも、当時は(この時点で既にベスト盤が出ていたのは今の今まで知らなかった)レコードは廃盤になって久しく、もうなんというか全然ダメだったんだ。 聴けないんだもん。 甲斐バンドがカバーした裏切りの季節なんかを、からっぽの世界のボーカルで置き換えて・・・とか、よくわかんないことをしていたのではありました。 当時1986年。 あたしセブンティーンじゃないのさ。

その後、ぽつぽつと音源を入手できるようになり、聴きまくり、すっかりファンになってしまったものなのですが、上記の当時、この「定本ジャックス」を買い逃していたのは痛恨の極みであります。 だってね、そりゃ発売されてたのは知ってたさ。 でもさ、2曲しか聴いたことなくて(しかも1曲はなんだいこれ?だし←今聴くと新鮮でいいんですよ)、そんでもって研究本が出ましたよつったってね、高校生にほいそれとは買えないんですよよよよよよよよよ!ばか!

つったら定本ジャックスは当然のようにプレミアがついちゃって、読了してみたらしてみたで、これは再販されることは絶対にないな、っていう内容だし、それにしたってよく刊行できたよなって思いもし、高澤進さんすごいなって話なんです。

内容は・・・もうね、買って読んで欲しい。 そのくらいに充実したもんでね、1986年すげー!ってよくわかんないですけど、内容はね、写真編/解析編/資料編/インタビュー編とありまして、のっけから写真編で腰を抜かすんですよ。 ナイチンゲイル(時代)の写真があるの。 おいおいおい。

あと・・・いや、全編すごくいい内容なんですけど、圧巻はインタビュー編で、

(木田高介は既に他界)
水橋春男
谷野ひとし
朝妻一郎
相沢靖子
つのだひろ
高橋末広
松原絵里
早川義夫

っていうメンツなんですよ。 あーもーダメだ、もういっかい読もう。