Dreaming a Dream: the Best of Crown Heights Affair

Crown Heights Affairはすごい。 メンバーが8人もいる。 あたしゃ最初、全員ボーカルだと思って、おいおいこの人達はよってたかって歌うのかえ!と勘違いしてまして。 だって聴いてみたらわかりますけど、コーラスワークがよくてね、ボーカルグループなのかと思ってしまうのもしょうがないと思うんですよね。 安心して下さい、バンドです(←©2015)。

ニューヨークはブルックリンで1970年中盤からこのグループ名で活動を開始して1974年に1stをリリース、翌年 Dreaming a DreamがUSダンスチャートでトップになってわーいわーい。 でもディスコのブームが去ると同時に失速しちゃうという、すごくわかりやすい活動経歴。 それでも1989年に最後のシングルを出しているんで、しぶといといえばしぶとく、いやそうは言いますけど、グルービーが前面で出てきた80年代の作品も、今聴くといいんですよね。

そう、ディスコティックなソウル/ファンク系なんですよ。 良くない訳がないんですよ。

特に私が好きなのは1978年にシングルとしてリリースされたGalaxy of Loveで、どういうわけかUKチャートで24位まであがっただけ、という、USはどうしたの?って話なんですけど、これがね、いいんですよこの曲いいんですよ。

初めて私、とあるコンピレーションでこれを聴いて、いやいやこれは大変だ、名曲決定じゃないかって思って。 だってさ、曲名がGalaxy of Loveで、シンセによる風(とジェット)音、16ビートで刻まれるハイハット、ピューン♪とかいっちゃうどこにでもあるようなスペーシーなシンセと印象的なピアノ、そしておねーちゃんのアナウンスなんだもん。 ぐいぐい引き込まれちゃう。 元々収録されていたアルバムで聴いてますと、ジャケットのおねーちゃんがこれ喋ってるんだよね、って勝手な妄想を展開しちゃうんだよね。

イントロが終わるとホーンが炸裂しちゃって一気にディスコなんですよ。 あと、ベースがすごい。 ノリノリでブイブイいわしちゃってね、曲はベースがどれだけ良いかによるっていう私の価値観を肯定してやまないんだよぉぉぉぉぉぉ。