どこで売るというタームは置いといたり置いとかなかったりだけど、それより言いたいことがあって、この勘違いされやすいジャケットはどうだろう。 ジッパーも首より上も真っ白けなところに反して革ジャンも髪もルージュも黒い(だって→)そんなモノクロのジャケットは、一見すれば普通、パンクな印象を受けるのではないだろうか。 いやそうでもない? ろうか、老化?
プログレなんですけどね。 しかも、オリジナルは1978年で(あ、パンク!)。 しかもオランダのバンドなんでありまして、いやぁユーロ・ロックは深い。 ユーラシアくらい深く広いっすね(広いです)。
異様にテクニカルな、もちろん手数の多すぎるバンドの皆さん。 ギターは2系統で兄弟なんだそう(利手が違う…)。 ドラムはもちろんベースもやたらに巧く、言っちゃ悪いけどエピゴーネン然たるところでありまして、そこだけ切り取っちゃうと身も蓋もないところ。 これは存外にプログレに多いとこでありまして、今回はクリムゾンがお手本なのかな、と思ったり。
これは普通に「アナログで聴きたかった」と思いました。 ウルトラレアな逸品なんで、LPではどうしたって聴けっこないところだけど、ほんまCDで聴ける世の中でよかった。
それにしてもジャケットがそぐわないなんだよね。