元ノーティ・バイ・ネイチャーのケイジがプロデュースした、男女デュオのデビュー・アルバム。ヴァーネル・セールスとファロンテ・ムーアの息の合った歌声が、R&Bの世界に広がりを与える。
このブログでこういう感じのCDをエントリーすることは稀かと思う。 下手したらラップが混入しちゃうような「なんちゃってR&B」を私は敬遠しているからでありまして。
そもそもこの作品は2001年にリリースされたのだそうな。 2001年つったら奥さん、その頃産まれたベイベーが高校生になっちゃいそうなくらいの年月ですよ。 なのにこれは廃れない。 ここに齟齬がありそうだ…
というのも、先に申し上げた「なんちゃってR&B」ってのを私が遠慮するのは、決して枯れることのないプラスチックのようなサウンド故、というのがあるんです。 CDのカバー(そろそろCDというのもオワコンのメディアなのかも知れない)じゃあるまいしプラスチックだなんてって。 そりゃ廃れないよプラスチックだもん、というのはさておいて、もしかしたらこういうサウンドは廃れるとかじゃなくてスタンダードなものになっているのかも知れないし、ロートルの私の耳にやっとこさ慣れてきたところなのかも知れないから、最近は寄る年波を感じまくってる当方としては悲しいんでいいんだか哀しいんでいいんだかってところです。
男女デュオなんですよ。 それでもって、歌が上手。 これがバックトラックを帳消しにしてるんだろうねえ。 あとね、ベースは当然いいです。
Time was that R&B had a host of girl/boy teams, but those days were a distant memory till the Jersey-based Koffee Brown got to brewing their debut album Mars Venus. Inspired by notables like Ashford & Simpson (though not as good), Koffee Brown inject their li’l slice of ghetto heaven love songs with enough product placement to keep things jiggy. Fortunately, the duo has enough vocal skills to satisfy the more sedate fan. The gimmick is that Vee (the girl) and Fonz (the guy) bring their respective gender bias to the songs, which means there’s plenty of he-said-she-said to accompany producer Kay-Gee’s undeniably hooky grooves and radio-ready beats. With its throw-your-hands-in-the-air appeal and Friday night bounce, “After Party,” is the epitome of good times. When Koffee Brown keep the mood up and lay off the melodrama they’re fun, and good to the last drop.