監督のロバート・ゼメキスと言えばバック・トゥ・ザ・フューチャーであり、スピルバーグもこの映画に関わっているとなればどうしたってバック・トゥ・ザ・フューチャーであり、バック・トゥ・ザ・フューチャーの香りが既にあるかなないかな?ってなもんで観たもんだ、息子(小2)と。 1980年の作品。
息子が「こんなにおっぱいが出ててもいいの?」と心配になるくらい、前半戦は唐突におっぱい祭りが開催され、それがやたらにアッパーでしつこいもんだから、私も息子も大爆笑であります。 ちなみに息子はまだ電波ジャックを理解できていないみたいで、なんとかWiFiで例えてみるも撃沈の父ではありました。
カート・ラッセルについてはこれまで、全くと申し上げてよいほどに意識してみたことはないのですけれど、ことこの作品に関してのカート君は口八丁手八丁、いい加減で大変なキャラクターでありつつ、どういうわけか議員の座を狙うという立ち位置のよくわかんない(アメリカンコメディーらしいといえばらしい)主人公で、トークの暴走っぷりが突き抜けていてこれだけでも見る価値があります。 私にとってはこういうキャラは、あの故ジョブスに通じるものがあると感じ、アメリカのセールスマンはどいつもこいつもこんなふうなんだろうなって信じこんでおります。
ちなみにオーナーの娘役(バーバラ)のデボラ・ハーモンさんはこの映画で初めてみたんですけど、ほかに出演作があんまりないみたいですねぇ。 キュートでヤンキーガールでよろしいですな。
爆走!250台の中古車軍団!若き日のロバート・ゼメキスがおくるハチャメチャ痛快コメディ!
アリゾナ州フェニックス。中古車ディーラーの敏腕セールスマン、ルディ(K・ラッセル)は、今日も強引な手法で道を挟んだ向かいの店から客を奪い、クルマを売りつけた。心臓に病を抱えるオーナーのルーク(J・ウォーデン)に、ルディはあと1万ドルで上院議員の補欠になれると語る。一方もうひとつのディーラーのオーナー、ロイ(J・ウォーデン・二役)は、ルークの双子の弟でハイウェイの開発計画を知り、何としてでもルークの店を潰し、土地を手にしようと画策していた。
ある日、ルークが心臓発作で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。困ったルディたちはルークがバカンスに出かけていることにし、CMジャックをしたり、色っぽいお姉ちゃんたちを並べたりとロイの店に破天荒なセールス合戦をしかけていく。そんな時、コミューンに行ったまま10年間音信普通だったルークの娘、バーバラが帰ってくる。ルークの死は隠しとおせるのか?そして上院議員になるルディの野望は?
後に『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を大ヒットさせるスピルバーグ、ゼメキスのコンビによる傑作コメディ…