ビートルズ、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、そしてプリンス、U2まで…。時代とともに生き、今もなお人々の心の中に残るロックの名盤たち。歴史に残る435枚を選びだし、アルバムごとにミュージシャン、ミュージック・シーンを紹介して、ロックの歴史をたどる決定版バイヤーズ・ガイド。
1974年に発刊されたものの増補改訂版。 増補改訂版つったって奥付を見るに昭和63年とあるので、1988年か。 それにしたって30年近く前のものであります。
よってオールドロックのカタログとなるんで・・・オールディーズとは違うのか、それはさておき、変な話私はここに紹介されている名盤どもの半分も持っていないていたらく。 だからこそ買って読んでみたのであります。 ロックに疎いから。
そうは言っても私だって80年代はそれなりにロッキンオンとか読んでいたわけでして、自ずと渋谷陽一の文章にも触れていたのでありまして、とどのつまりそのアルバムがどういったもんでそのアーティスト(バンド)がどういったもんだかを直球的に語らない独特のスタイルに慣れているもんですから、その割には語ってるなぁなんてディスクレビューにしては真っ当な読了感を持つに至ったのでした。
昔だったらいざしらず、今やつべなんかですぐにそれらを無料である程度聴ける時代であります。 いい時代になった。 今こそこういうロートルなディスクレビューが意味を持つのではないでしょうか。