軍艦島の生活<1952/1970> 住宅学者西山夘三の端島住宅調査レポート

昭和期日本の住宅学を切り拓いた住宅学者、西山夘三(1911-1994)が、戦後二度にわたり、端島を訪問調査し、カラーを含む住宅と生活の写真を数多く撮影していたことはほとんど知られていない。本書は、それら未公開写真を中心に、当時の調査レポートや資料を加え編集し、活気ある軍艦島の生活を誌上で再現。世界にも類を見ない、高密・高層炭鉱住宅群を、日常のくらしを見据えた視線で捉えた、貴重なビジュアル・ブック。

軍艦島は普通に興味があって、このブログで検索してみると・・・あれ?あれこれ書いたのは昔のフォーマットの頃だったようで、ろくすぽ挙がらないや。 がーん。

それこそあれこれ書籍であったりDVDであったり手にして読んで観てその結果、私にとっての軍艦島の印象は「軍艦島1975」にある閉山後のそれであったり、閉山前であってもモノクロの写真であったりと、とても後ろめたいと申しますか陰鬱なものだったのであります。

そしたらちゃんとしたカラー写真が、しかも閉山前の(だから人間が写っている)この書籍には沢山掲載されているんですよ。 しかもかなり緻密なレポート(テキスト)やキャプションもあり、たいへん資料性が高いし、写真を見ててもあきない。

ちなみに写真はすべてカラーではなく、2回に渡る調査の、1回めがモノクロで、2回めがカラーということであります。 よろしく。