60〜70年代のイタリア映画のサウンドトラックをまとめにまとめたコンピレーションで、なんと全10作。 1枚めが1996年にリリースされたってんだから20年も昔のものなんですねぇ(ちなみに10枚めのリリースは2000年)。 こういうラウンジ系・・・この頃はまだラウンジ系なんて言わなかったかも・・・のはしりなんじゃないかって思うんですけど、そもそもがサントラなんでロックに限った内容ではないよう(駄洒落)。 ジャズっぽいのとか・・・まぁ言ってみればラウンジ系なんですけど、グルーヴの効いた曲がそこそこ多く、ラテン風味の効いた曲もそこそこ多く、だがしかしそれだけに限らず本家では「モダン・グルーヴ」なんて言い方もしておりまして、そうだそういう感じなんだよって話です。
ジャズありラテンありファンクあり、だけど英米にはない洒落た内容と言えばいいのかな。 さすがイタリアだよねぇ。 イタリア映画すげー。
それとこのコンピを聴いて気づくのが、電気楽器は使っているけど電子楽器は使っていないってのが秀逸だってことです。 人力による洗練されたグルーヴなんですよ。
ちなみに、シリーズの最初のうちはRightTempoというレーベルから出ていたんですけど、じきにEasyTempoというレーベルから出るようになって(今調べましたらEasyTempoの親レーベルはRightTempoなのだそう)、RightTempo時代のも再発されたりと、ちょっとやっかいなコンピでありまして、話によると1枚めはRightTempo版(つまりオリジナル)の方が3曲多いとか。
でもまー、もう市場にはそんなに在庫もないでしょうから、見つけたらどっちのレーベルのであろうと入手しておくのが吉かと思われるのではありました。