A Nice Way Of Life (Cruciférius!)

フランスのロックだからフレンチ・ロック、それではなんか甘ったるいウィスパーボイスの感ありの気がするところなので、ユーロ・ロックのフランスな1枚。 1970年のリリース。

Bernard Paganottiがベースで、そもそもにChristian VanderもChristian VanderもChristian Vanderも絡んでいたバンドだっていうもんだから、ついぞMagmaを想起させるところでもありますし、Jannick TopかBernard PaganottiかっていうくらいのMagmaで重要な位置付けにあったベーシストが在籍したバンドですから、おのずと期待するもんです。

いや、Magmaを著しく期待しちゃうと困る。 でも、このアルバムにはMagmaを期待させてもいい色々があるんですよ。 っていうか、これをジャズロックの云々って評価するのはさておいてですから。

ジャンルで言えば、「アート・ロック」でいいんでねぇが? 当時の混沌とした空気が味わえますし、例えばサイケのアルバムだとしたら演奏も気持ち悪いくらいに太いし、ハードなロックなロックの源泉を求めるのであれば(フランスですよ!!)応える余裕は十分にあるんだよね。

もう最近のヘビロで、おかしいのが聴く度に印象が違うんですよ。 Magmaを遠ざけてしまおうと思いきや、というのは重複するのでいいとして、カバー曲もいいし、サイケ要素ありハードロックありジャズロック要素はあんまり言いたくないあり、コーラスが押し売り的なのは
Magmaっぽい・・・あれ?

こういうアルバムを聴くと、Christian Vanderが目指した指向を再認識するのがこのアルバムをヘビロした後悔なのかもしれないですね。 pre Magmaがどうしてもここにあるもんですからさ。

https://youtu.be/R8XBjlLTklw

それにしても、どうしてあんなにおどろおどろしく「デカい鳥」って言わなければならないんだろう。