28年間に渡り放送された「鬼平犯科帳」。その人気の秘密を番組スタッフのプロデューサーから殺陣師や録音技師、美術監督などに直接インタビュー。今の世で正統的時代劇を放送する上での、苦労話、ここだけの話、内緒の話がテンコ盛り。さらに「オール讀物」に掲載された「鬼平」関連の記事も収録。鬼平ファン必読の一冊である。
日曜日、起きて家事こなして一息つくと、時代劇専門チャンネルで鬼平犯科帳と剣客商売を観るのが日課になってしまっている。 息子が生まれた頃からだから、かれこれ8年にもなるのか。 ちょうど桜町から美篶に引っ越したころで、桜町にはでっかい(そしてどえらい重い)ハイビジョンテレビがあって、それで観始めたのでありました。
最近では「これ観た」「これもう5回観た」「これもう128回観たわい!(←さすがにうそ)」なんてなことになってるんですけど、飽きるということはなくて、ほかに用事がなければ毎週律儀に観るんですよね。
で、この本でしょ。 この本を読んじゃったからね、もうね、飽きるなんてことは未来永劫ないんじゃなかって話なんですよ。 スタッフへのインタビューも、ドラマの魅力解説も、本当に興味深い。 春日太一っていう人は若いけどすごいですね。