Kilo (Kilo)

メンフィスのインストゥルメンタル&ヴォーカル・グループ,キロがスタックスに残した唯一のアルバム。キロの前身は同じメンフィスのハイからデビューしたエボニー・ウェップ。ミディアム調の①など,地味だが当時はそれなりの支持を集めた。

エボニー・ウェッブといえば色物ディスコ。 ディスコお富さん。 世にある7大黒歴史の一つに数えられるといういや数えられないという。 Kiloの前身だったとは知らなんだ。 当時(1979年)に「それなりの支持を集めた」というのも知らなんだ。

こちとらKiloは確かに地味と言われればそうかもしれないけど、そつのない・・・最近「そつのない」音楽ばっかり聴いているような気がするけど・・・かなり聴きやすいソウル・ファンク・ディスコであります。 リリースはこのアルバムと、ここからシングルカットされたとおぼしきSatisfy Your Lovin’ (Dance) だけという。

時代が時代だけにディスコ・サウンドが中心となっていますけど、ソウルとして聴けばかなりの出来栄えであるM1を筆頭に、ファンカデリックか!ってくらいのM2、どろりとしたファンクなんかが収録されてて、BGMにはもってこいですなぁ。