Arti & Mestieriは「芸術家と職人」という意味なのだそうな。 イタリアンプログレの1st(1974)と2nd(1975)。 最近イタリアンプログレづいている。 というかユーロロックづいているような気もする。 でもユーロロックじゃないのも聴いている。 あんまりジャンルにこだわっていない。 がしかしプログレという範疇であればイタリア、フランス、ドイツばっかりのような気がしないでもない。
プログレと書いてしまったがその実ジャズ・ロックでありまして、Crampsレーベルですもんですもんから、AreaかArti & Mestieriって感じでもありますけど、Arti & Mestieriはなにしろドラムが超絶技巧で、「超絶技巧」という他に言葉が見つからないくらいにすごい。 すごいってぇか、すざましい。 とにかく手数が多く、隙あらばなんか叩いているような、テンションの高いスネアをなんしろお見舞いしちゃうゾ!?って勢いで、あまりのすざましさに笑ってしまうくらい。 ビル・ブラッドフォードもクリスチャン・ヴァンデールも引いてしまうところであります。
そのうえヴァイオリンだのメロトロン(!)だのが叙情的に絡んでしまうもんですから、挙句の果てにはいい感じのボーカルも(ちょっとだけ)入っていたりするもんですから、どうなのこのバンド!?
ボーカルあんまりいらないや、って人には1stを。 この勢いでボーカルも、という人には2ndを。 っていうか両方聴けよ?っていうのは私の意見。