シンガー・ソングライター、キャロル・キングによる1971年に発表したサード・ソロ・アルバム。マーヴィン・ゲイの「ホワッツ・ゴーイン・オン」に刺激されたという「ブラザー・ブラザー」他を収録。
Carole King といへば Tapestry (2nd) ということに決まってしまっているもんだけど、Tapestry がファースト・アルバムだと勘違いしている人が存外に多いのには驚いてしまうし、しかたないかなぁって思ったりもし。 ちなみに 1st は Writer というタイトルで、どちらかといえば The City に近く、Carole King らしさが今ひとつ見えてこない。 だもんで、Carole King だと思わないで聴けばよろしいかと思われます(そうすっと新鮮だし、かなりの良作だとわかる)。 対してこの 3rd は 2nd に近い。 音の感じがかなり近く、それもそのはず同じスタジオでもってプロデューサーもエンジニアも同じだってもんなんだから。 ちなみにジャケットの撮影者も同じなんだそう。
最初聴いたとき、Brother, Brother はどうしたって Mother, Mother だよなぁって思ったけど、やっぱり What’s Going on にインスパイアされてたんですね。
それにしてもこのとき Carole King はアラサー。 うまいんだかへたなんだかわかんないんだけど味わいのあるボーカルなんで、聴き飽きないですね。
Drifters に提供した Some kind of wonderful が一番好きかな。