Fuzztones と同じ年にデビューしたのが Everything But The Girl・・・と、並べてしまってはいけないけれど、思わぬ奇遇に驚いてみてもし。
ネオアコのしょっぱなと言われる Everything But The Girl ではありますが、そもそも私、ネオアコっていうのを今ひとつ掴みきれていなくて(あのオルガンかい?なんて)、ニュージャズと言われたほうがしっくりくると感じるのですが、なにしろ若いのにこんなにオトナな音楽を作っていたなんて、改めて尊敬してしまうところです。 後の Style Council のことを考えると、Paul Weller もさぞかし腰を抜かしたことだろうなぁ。
後年、後期のアルバムを聴く機会があったのですが、どうもピンとこず、このアルバム Eden っていつごろのアルバムなのかしらんなんて調べてみたら、なんと1stだったという。 昔だったら何と言ったかアレですが今思うに、バンド(ユニット)は成長をし、路線変更なんかを経て最終的には活動を止めてしまうのが通例ですけど、あとから「そういうもんだったねぇ」って済ませられるようになった自分が嫌いじゃない。 人生の折り返し地点を過ぎたことを昨今ちくちく感じ、どういうことも(自分に関わりのないようなことはもちろん)許せるようになって、すごく気が楽になりました。
だから Everything But The Girl の1stを聴き直しているのかもしれません。
1984年5月に発表された彼らの記念すべきデビュー・アルバム。ジャズやボサノバの影響を取り入れた優美なサウンドは、 ポスト・パンクの時代にネオ・アコースティック・ムーブメントいうという新たな潮流を生み出すとともに、80年代を 席巻したフィメール・ポップ・ボーカリスト・ブームの先鞭をつけることにもなった。全英28位を記録したスマッシュ・ ヒット「イーチ&エブリワン」を始め、珠玉の名曲を収録した永遠の名盤。