アメリカはサンフランシスコのガレージ・バンド。同時代に人気を博していたポール・リヴィア&ザ・レイダーズとの共演でも知られており、60年代のロック・シーンで彼らのサウンドは輝きを放っていました。今、何か新たなガレージ・バンドの音と出会いたいならば、ぜひこちらをどうぞ。(64年〜65年音源)
サンフランシスコはベイエリア、というと雑多なサイケバンドがうごめいていたのでしょうけれども、その中でも William Penn And His Pals はガレージ色が強く、64-65年音源ということですが、実際は66年ごろ、Doors の1stと同時期の録音だそうで、曲によってはライブ一発録音じゃないかと思わせます。
フォームとしては完璧とも言えるガレージサイケで、オルガンはぴーぴーゆっとるは、ファズギターはじーじー蝉鳴かせとるわで大変好印象。 とろとろにとろける演奏は、確かに輝きを放っていたかもしれないし、いまでも輝いています。