We Have You Surrounded (The Dirtbombs)

Dirtbombsは90年代から活動しているデトロイトのガレージ・ロックなバンド。 とりあえず↓を見てほしい。

ドラムが2人いる。 2人いる必要があるのかわからないけど、とにかくいる。 左の女性ギターは一見ベースを弾いてんじゃないかと思わせる弾き方(指弾き)だけれどもののみごとにギターだ(弦の感じからみるに6弦ベースではないと思うし、弦哲也でもないはず)。 しかもファズを通しているので凶暴この上ない音であり、総合的なギタリストとしてのスタイルは他に類を見ない、っていうかあまりのインパクトの強さに椅子からずり落ちてしまうほどです。

ソウルに寄ったり、何を演奏しているかわかんないくらいノイズまみれになったり、テクノ・ハウスになったりと、ゆらゆらとスタイルを移すバンドなんですけど、キャッチーさでいえばこの4thアルバムが一番いいんじゃないかと思います。(追記:このアルバムから上記女性メンバーであるところの Ko Melina さんはベースからギターにチェンジしたんだそうで、ということはそれまではドラム2人ベース2人だったということで、なんともまぁ恐ろしいこと)

ガレージというかハードコアだなこりゃ。 とてもよいです。

On the opening track of We Have You Surrounded, “It’s No Fun Until They See You Cry,” band leader Mick Collins enunciates like the Fall’s Mark E. Smith. Then, on “Ever Lovin’ Man,” his Detroit combo turns up the soul heat, much they did on 2001’s R&B-infused Ultraglide in Back, before moving on to the minimalist doodle of “Indivisible.” And so it goes, all over the Dirtbomb’s map, with bonus compositions from Dead Moon, Sparks, and graphic artist Alan Moore–as ever, their taste in cover material can’t be beat. Collins even sings the closer, “La Fin du Monde,” entirely en français. With We Have You Surrounded, the Dirtbombs are simultaneously reassessing and exploring, resulting in less of an immediate impact than some of their previous releases, but almost completely eradicating the garage rock tag–Collins has never cared for the limitations imposed by that genre. The Dirtbombs play rock. Full stop. Their fourth full-length gives musical schizophrenia a good name.