2in1といえばというつながりでもないのですけれど、MaMa Lion というバンド、というかラス・メイヤー界隈でありペントハウスペットでもあった Lynn Carey 率いる(という言い方がふさわしい)バンドがあって、リリースされた 1st (1972)と2nd (1973)のカップリングであるのがこれ。
とにかく1stがすごい(その分2ndが聴きやすい、というのもある)。 ボーカルがなければサイケがかったブルース・ロックなんでしょうけれど、Lynn Carey のドス太いボーカルが、その美貌にまったく似つかわしくない暴れん坊なボーカルが、モンストでいうと(いうなよ)獣神化しちゃったようなわくわくの実を2つしっかりつけちゃったかのようなボーカルで埋め尽くされちゃってるんです。 ジャニスと比較するのもいいですけど、ちょっと別のベクトルで壊れちゃってるというか、その一線の越え方が怖くもあります。 夜、聴けないなぁ。