Can のアルバム Saw Delight から Traffic のメンバーが2人参加して…というのが偽らざる正直な私の Traffic に対する印象で、このあたりから Can が Can じゃなくなっちゃってがっかりだなぁっていうのしかない、と言ってしまってはよくないのだけれども、そうなんだよね。
ことさら Steve Winwood という人の印象は薄く、むしろ Dave Mason なら知ってます先生!っていうくらいで、なのにこのアルバムには Dave Mason は参加していなく、さらには前述の2人はまだ参加していないっていう、よほど私の Traffic に対する印象の穴にはまりこんだところではあります。
ところがこのアルバムがとてもよい。
よいんだけど、先によくないところを記しておくと、この11トラック入りのCDはオリジナルと比べて恐ろしい部分がありまして、4曲目はボーナストラックなんですよ。 アナログ盤でいえば 1〜3 で A面なんで、その後にボーナストラック入れましたぁ♪ということなんだろうけど、まったくして余計なことをしてくれたもんだと思います。 ので、私は 1 / 2 / 3 / 5 / 6 / 7 / 4 / 8 / 9 / 10 / 11 という順番に変更してファイル化しました(いや、ファイル化したあとにトラックナンバーを入れ替えた)。 ちなみにボーナストラックはマニア向けで、手にとった(そして安価な)盤にボーナストラックがなくても構わず買ってください、と申し上げたい。
なにしろ1曲めがいいんです。 最初 Gong かと思ったくらい奇妙で格好いい曲で、これを聴くためだけに買ってもいいよって話です。 んで2曲めもいいし…要するにいいアルバムなんですよ。 Steve Winwood すげーじゃん!って(ただ、他のアルバムはそんなに…)
とりあえずその1曲目を聴いてくれぃ。
Traffic’s third studio album is also its third best, ranking below the band’s superb second record (1968’s Traffic) and its psychedelic debut (1968’s Mr. Fantasy). The depth of those albums came from having two superior songwriters, Steve Winwood and Dave Mason; by John Barleycorn, Winwood was leading a trio that included Chris Wood on horns and Jim Capaldi on drums. Winwood now supplied guitar as well as keyboards, and songs like “Glad” and “Freedom Rider” reflected the trio’s fondness for instrumental jams. But the 1970 album is remembered most for the title tune, a traditional folk tune blessed with one of the finest vocals of Winwood’s long career.