発掘をこよなく愛する研究者の卵・長瀬なぎさ。精力的に仕事に励む中、大学時代の先輩・梶谷との関係は親しさを増していき──。恋も仕事も一生懸命の発掘ライフ、第4巻。
・・・3年ぶりの新刊。 まいどまいど西村しのぶの新刊が出ると、それがひさかたぶりのことでありますんで前のを読み返すという、そうじゃないと話の筋なんてすっかり忘れちゃってるもんだからという、妙なスパイラル。
でも今回は読み返さなかった。 書庫の奥の方にあるので寒いこの時期は書庫に赴くズクがないのであり、正直言って、この「砂とアイリス」はテーマが発掘という、知らない人には全く響かないものを扱っているので、読み返したところでどうにもならんと思ったのもそうですし、(これまで)何度読み直しても人物相関がよくわかんなかったのもありまして。
そういう「素」の状態で読みますと不思議なもので、私の脳はあれこれと吸い込んでいく。 あぁそうか、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、この男の人はこうで、永野は同級生なのか、と。 俺の永野は主人公の同級生なのか、と。 だ。
このブログ的にはマンガを取り扱うことが少なく、特に今売のマンガともなると、つい数年前に追いきれなくなった谷川史子を除くと、もう西村しのぶしか残っていないんだよ、予約してまで買うマンガががg…。
でもまぁいい。 西村しのぶだけはもう30年以上も追いかけてるもんで、このままずっと追いかけるのであろうよ。