All About Eve というと1stか2ndか、という流れが好きじゃなかった。 Julianne Regan がこの上なくきれいでかわいい。 それだけでいいじゃん。 とかそういうのではなく、どちらかといえばダークめで、どちらかといえば耽美で、トラッドで、なによりゴスだったというそんな2枚めまでは、あまりよく聴いていないというのもありますけれど、そんな手放しで評価するほどなのかなぁ?って思ってて。
バンドの歴史は他にゆずるとして、メンバーに入れ替えがあった後の3枚目で、ちょっと突き抜けちゃったというか、こっち側に来ちゃったというか、ポップになったのは大変に喜ばしいことだったはずだし、それがリリースされた1991年は、そう1991年は1980年代じゃない。 なのにこのサウンド。 ちょっと遅れちゃったかな?みたいな、今になって聴き直すとそんな感じなれど、耳心地はいい。
そしてこのエントリーで紹介するのはおそらくは最後のアルバムであろう4枚め(1992年リリース)。 私はこれがいちばん好きで、All About Eve といえばこれなんですけど、巷では一番人気がないみたい。 セールスもふるわず、どうにもこうにもこの後解散したそうで。
Discogs でこのアルバムのスタイルを「Ethereal」としたのは慧眼じゃないかと思います。 やっと、ようやくに最後のアルバムで All About Eve はそのスタイルが Ethereal だと認めてもらえたんだと。 ゴスだのプログレだのもいいけど、そうなんですよ Ethereal なんですよ、と私はずっと言いたかった。 いい言葉だなぁ Ethereal 。
ちょっとスペーシーなオルタナで、ボーカルはウィスパー度高めで、なにしろかったるく、Julianne Regan がこの上なくきれいでかわいい。 ←結局こうだった