Keef Hartley はイギリス人のドラマーで、John Mayall のバンドに在籍した後、自身のバンドを結成した、と。 それがこの Keef Hartley Band であり、1969年に1stをリリース、1972年に6thをリリースしてのち解散、と。
Little Big Band は4thで、1971年のリリース。 ライブ盤でありまして、バンド5人に対して11人のホーンセクションを参加させ、文字通り小さいバッグバンドの様相を呈したちょっと異様なテンションの1枚。
そもそもに Keef Hartley Band はどのアルバムもよくて、ネット検索するってぇとどのアルバムをしても最高傑作と言わしめてしまうところなんですけれど、このブルースを主体としたジャズ・ロックというのか、ブルースに寄り切られたジャズ・ロックというのか、単にブルース・ロックとして片付けられないエグみみたいのがあって、こういった傾向を好む人を虜にし、そうじゃない人に拒絶反応を示させるところであります。
私自身は高校卒業とともにブルースに縁切りし、それからえらい時間が経ったのではありますが、ブルースを全く聴かないというのはありえず、こんなふうに Keef Hartley を聴きながら外堀を埋める卑怯者ではありまして、そういうひねくれた私にも Keef Hartley は優しい。
本来であれば1stをおすすめするところではあります。 基本的なフォーマットが出揃ってブレがない。 でも、いいんですよこっちのライブ盤。 あ、そうそう、他のもいいんですよ。 まったく困っちゃう。
2008 digitally remastered edition of this live album from the Jazz/Blues/R&B outfit, recorded at the Marquee Club in 1971. Featuring an eight piece horn section (including such luminaries as Barbara Thompson, Chris Mercer and Lyn Dobson) plus guest percussionist Pete York, Little Big Band remains one of Hartley’s most ambitious affairs.. Hartley came to prominence as a member of the British R&B group the Art woods before joining John Mayall’s Bluesbreakers, contributing to the 1967 album Crusade. This reissue includes liner notes by the man himself and a booklet with previously unseen photos. Esoteric.