フィル・グリーンバーグ(vo,g)とゲイリー・ピータースン(vo,g,key)のシンガー・ソングライター・デュオと、カントリー・ジョー&ザ・フィッシュのブルース・バーソル(b)、そしてローリー・アレン(ds,元キーフ・ハートリー・バンド)によるグループがEMI/Harvestに残した唯一のアルバムが世界初CD化。米英混合ながら活動は英国。サウンドもロンドン/アビーロード・スタジオ録音よる、時間の止まった英国の田園風景が目に浮かぶような木漏れ日系フォーク・ロック。[1971年発表]
Laurie Allan が Keef Hartley Band に在籍していたというこのレビューは本当なのだろうか。 Keef Hartley というドラマーのバンドにドラマーが。 それよりも Laurie Allan というと、Gong Gong の Flying Teapot で叩いていたことがこの度判明し、全俺が驚愕したのではありました。
Formely Fat Harry は ジャズとフォークとサイケの架け橋であった云々という評価がありますけれども、これもどうなのかと思うところで、その実、サイケ度はほとんどないといっていいと思うし、ジャズっぽさも・・・私には感じられなかった。 総合的にみて、大変品の良いアーシーなスワンプ・ロックであり、しいて言えばブルースの香りが漂っている。 レイドバックした心地いいサウンドでありボーカルであり、この手のジャンルが苦手な人にこそ聴いて欲しいのであります。
本バンドには2008年にライブ盤が発掘リリースされたとのことですが、その前の年に、活動期間に渡る未発表音源がリリースされています。 正式リリースは今回紹介する1枚だけなのでありますけれど、その前後にメンバーが入れ代わり立ち代わりしていて、その分様々な顔を見せる不思議なバンドでもあります。