どっちつかずというのか、Eloyというバンドの楽曲を聴くといつもそう感じる。 このジャーマンなバンドはプログレといえばいいのかハードロック(ヘヴィーロック)といえばいいのか。 少なくとも私が好きなのは1971年リリースの1stから10年、いつのまにかメンバーも代わって新体制で臨んだこの9thでありますところの「Colours」が、前作から飛躍してシンセとかシーケンサーとか使ってやけにポップにわかりやすいスペースロックになったからであります。
ただ、これ以降のは聴いたことがなく、果たしてこのままスペース系で押し切ってしまったのか、ご多分に漏れずまたほかのジャンルをつまみ食いしているのか、わからないところではあります。 というのも私にとってのジャーマン系は「1980年以降はない」としているところでして、あーなんというかすいません。
なお、中心人物の Frank Bornemann はヘビメタ系のプロデューサーとして後年著名になるのだそうですけど、こっち方面は疎いので知りません。