Contraction はカナダはケベックの(らしい)バンドで、Franck Dervieux という人の Dimension ‘M’ というアルバムのために集まったメンバーが、氏の死を受けて(独立した)バンドとして結成されたものだそう。 ちなみに Franck Dervieux さん、このアルバムでも1曲だけオルガンを弾いています。
バンドは2枚のアルバムをリリースし、その後ライブ盤がリリースされたそうですけれど、1stは1972年、2ndは1974年のリリース。 2ndではかなりにプログレっぽくなっていますけれども、問題なのは1stで、プログレになりきれず、ユーロロックとはちょっと違い(いうなればケベックロックか)、ノンカテゴライズ系といってしまうと軽率で、難しい。
カレン・カーペンターのような歌声の女性ボーカルの印象がまずあって、そのせいでSSWっぽさを感じるものの、なーんか全体的に儚げで、かと思えばジャズ・ロックっぽくもソフトロックっぽくもあり、意表を突く展開が強いて言えばプログレっぽいのかなんなのか。 ともかくも英語ではないのでロックっぽさが希薄であることは確か。
ベースがいいんだよね。