アリー/スター誕生

自分に自信がなく歌手の夢を諦めかけていたアリー。有名ミュージシャン=ジャクソンとの偶然の出会いが、彼女の人生を大きく変える。
――「君の歌は奇跡だ」
ウエイトレスから一気にスターダムを駆け上っていくアリー。激しく惹かれあうジャクソンと、全米のステージで一緒に歌う幸せな日々を過ごすが、
次第に自分を見失っていき・・・。愛と成功のはざまで、最後に彼女がつかんだものとは――?

スター誕生という映画のストーリーは、これまでに製作されたものを観たことがないので知らなかったのですけれども、かなりベタで、もうネタバレうんぬんのレベルじゃないので書きますけれども、ジャクソン(っていうかクーパー)が最後に自殺しちゃうっていうのは無理矢理感がすごくて泣いてしまったほどです(←)。 っていうかジャクソン、アルコールだ鎮痛剤だのやりすぎで・・・。

アリー(っていうかガガ先輩)の部屋にキャロル・キングのジャケットが飾ってあるのがすごく印象的で、アリーの立ち位置をこんなにまで的確に示しているものはないと思ったもんですけれど、なんだかんだでジャクソンのコンサートに行っちゃうあたりはベタな展開で、もうベタでベタでしょうがいないんですけど、これはこういう映画なんで甘んじて受け入れるのが吉ぞよ。

細かい設定で自身らの過去を投影している(ガガの容姿とかクーパーの酒とか)のが大変興味深く、たいへんに説得力があって、引き込まれてしまうんですよね。

ちなみにガガ先輩はオレンジの髪になってからぐっと印象が悪くなり、っていうか逆にそれまでの先輩がとてもよかったんですよね。 チャーミングなんですよね。