Princess of the Island (Shide and Acorn)

サイケでアシッドでトラッドなフォーク・ユニットである Shide and Acorn は、男女の儚げなボーカルからデュオ形態なのかと思いきや、バンドというかグループなんであります。

1960年代後半から1970年初頭まで活動した、公式アルバムとしては自主制作で1969年に幻ともいわれた1stと、そして名盤のほまれ高い1971年リリースの2ndがありまして、ここで紹介するのは未発表曲のコンピレーションだそう。

ガレージというかヘンテコロックな1stから暗黒世界まっしぐらなアシッド・フォークたる2ndまでの活動期間の間に録音されていた未発表音源のわりには、サイケっぽさやポップ気味さがかなり色濃く、かなり聴きやすいところでありまして、8曲目まではパリ録音、それ以降はワイト島での録音。 サイケであり、ポップよりのフォーク・ロックというかフォークに限りなく寄ったフォーク・ロックというか、アシッド・フォークというか、間違いなく言えるのは儚く暗いということ。

寝るときによく聴いています。