Barbara Keith は2枚のソロアルバムを出していますが、両方共同じタイトルで、私が好きなのはっていうか聴いているのは1973年リリースの2nd(絵ジャケのほう)。
写真ジャケの1stは1970年のリリースで当初全然売れなかったらしくてCD化がなかなかされなかったそうですけど、2006年にようやくCD化されたとのことで、っていうか2006年って一昔も前じゃんっていう話で、長く生きるといろいろといろいろですなぁ。
ジョン・ホール,ローウェル・ジョージとも親交のあった謎の多い女性シンガー・ソングライターのセカンド。幻の名盤として知られるこのアルバムもとうとうワーナーの名盤探検隊シリーズでCD化された。ナイーヴで芯のある彼女の歌声を一流のミュージシャンが支える。
フォーキーでカントリーで、いってみればスワンプなんでしょうけど、SSW系だっていうのにいきなり1曲めからカバーで、しかもそれがボブ・ディランの曲で、なんだそりゃって思うも、アレンジが妙にかっこよく、ギターがかっこよく、そいじゃぁってことでオリジナル曲にも期待がもてまして、俄然それは叶えられまして、ちょっとこれ名盤じゃないのよ。 2曲めの終盤のコーラスっていうかダブルボーカルなんて、やったらベタだろうなぁっていうのをやってしまってやっぱりベタなんですが、それを乗り越える筋の良さが目立つんですよね。
この作品だけなのかもしれないけど、女性ボーカルのスワンプっていいなぁ。