Gipsy Love (Gipsy Love)

Gipsy Love はオーストラリアのバンドで、2枚のアルバムをリリースした後に解散。 2ndの時点でもはやとっちらかった印象を受けるところですけれど、1stではまだまだ持ちこたえているようで、様々なジャンルを器用にこなした奇跡的なアルバムとして後世に語り継がれています、っていうか語り継がれているかどうかはしらない。

様々なジャンルを扱っているのですけれども、Wikipediaでは筆頭に「Krautrock」と書かれ、それはちょっとアレなんじゃないかと思いました。 クラウトロック的要素はあるのか?あるのか? ちなみにDiscogsではこのアルバムは

ジャンル: Jazz, Rock, Funk / Soul
スタイル: Folk Rock, Krautrock, Psychedelic Rock, Soul

https://www.discogs.com/Gipsy-Love-Gipsy-Love/release/3257144

となっており、Wikiはここから引用したのではないかと予測するんですがそれはさておき、スワンプ的要素が一番多いような気がします。 こいつを軸に、たしかにフォーク・ロック、サイケ、ソウルって要素も含みますし、ジャズ・ロック的な奔放さもあるし、総じて粗いというか荒いというか、フランクというか、洗練はされていないのが残念なところ。 ちゅうか、オーストラリアのバンドなのにアメリカン・ルーツに迫っている時点ですごい違和感があると申しましょうか、この節操の無さが例えばカナダのバンドにはないところなんですよね。

私は3曲めまでの流れが好き。