Carmine Mariano というサックス奏者をあまり気にしてこなかった。 というのもその音楽以外の話ばっかりで食傷気味になってしまい、どれから聴けばいいのかわからないというよりも調べるのも面倒だという境地に達してしまったからではありました。
が、これがいい。 Helen 12 Trees というのか、Reflections、あるいは Mirror がいいと教えてもらい、じゃぁってんで最初のを聴いてみた次第でございます。
そもそも Carmine Mariano というサックス奏者はジャズ畑の人だそうで、ここで聴けるのはジャズというよりフュージョンともいえ、特筆すべきはなかなかサックスの音が出てこないという、むしろ他の人のソロが目立ってしまい、かつリズム隊はタイトで特にベースなんかはえらいグルーヴであります。 これが他のアルバムであると延々とサックスの音(ソロ)が鳴るのであり、それはそれでいいんですけど、こっちのアルバムのこの意表の突き方はどうだろう。
ちなみに前述の食傷気味の話を蒸し返してしまいますと、氏の最初の奥さんがあの穐吉敏子・・・というより Tomoko Akiyoshi と表記したほうが通じると思う・・・であり、その間に生まれたのがあのMonday満ちるなのだそうな。