Daniel Théron という人はSSWなんだそうですけど、自身の名前での作品というものは知らないし、そもそもあるのかって話ですけど、Melmoth だったり Dashiell Hedayat 名義で作品は出しているという、よくわからんちん。
この Dashiell Hedayat 名義での1971年リリースの唯一作は、大まかに2曲入りで、A面が Eh, Mushroom, Will You Mush My Room ? として3曲、B面はまるまる1曲で Cielo Drive / 17 という曲が収められています。
まったくフリーキーで、「クライスラー!クライスラー!」って叫んでるだけの曲があったりでしょっぱなから度肝を抜かれます。 初期CANのスタイルに似ているなぁと思いきや、フランス語で歌われていたり、明らかに妙なギターのフレーズだったりで「あ!」と感じること請け合い。
GONGがバックで演奏しているですもん。 年代的には1971年だもんでアルバムでいうとあのまったくわけのわからんサントラ Continental Circus の頃であり、そういえばスタイルもそのまんま。 なにしろ Daevid Allen のギターが、その音色だったりズンズチャッカなフレーズだったりでいかにも初期GONGなんですよね。
一般の人にはまったくおすすめできませんし、おすすめできるとしたら初期GONG好きくらいなもんでしょうけど、私はこれが好きで聴いてしまってね、この後に初期GONGを聴いて泥沼にハマるっていう次第なんですよ。
困っちゃうなぁ。