なにしろバンド名が Laughing Sky ですから、もうどういったジャンルのそれかわかろうもんでして、1996年にリリースされた(唯一作)ということですからネオサイケの範疇に入るものです。
バンドそのものはスリーピースで、がっつり通ってるファズ・ギターがたまらんち会長なんですけど、ホントあんたら好き者だよねぇと思わせるサイケへの偏愛っぷりが、そののめり込みぶりが、そしてなにげに確かな演奏っぷりが特徴であります。
というのもギター&ボーカルはこの Laughing Sky の後にシーンから遠ざかってしまったようですけれど、あの Blacklight Chameleons にも在籍していた Dino Sorbello でして、聴き込んでみればむべなるかな、であります。 いかにも、なエレピ(オルガン)の音も、っていうか演奏しているのがこの人なんでありますから、あーやっぱりそうなんだねーってやたらに納得してしまいます。
初期Floydの名曲 Lucifer Sam のカバーも収録されてまして、これが極悪サイケでいいんです。 その後実際に演奏している動画も上がってまして、それを見ると案外普通だっていうのが妙におかしい。