悲しき夏バテ(布谷文夫)

2012年に逝去したブルース・シンガー、布谷文夫のコレクション・アルバム。大瀧詠一プロデュースにより1973年11月に発表したファースト・ソロ・アルバム『悲しき夏バテ』に、バック演奏を務めた元ココナツ・バンク伊藤銀次の協力(監修)のもと楽曲を追加した決定盤。1974年までに布谷文夫がソロ名義でリリースした音源(ブルース・クリエイション/Dewを除く)をほぼ網羅した作品。

こないだDEWのを聴いて、そういえばこっちは聴いたことがなかったなと思い、聴いてみた。 なにしろ布谷文夫だった。 布谷節だった。 あまりに泥臭く、たしかにこれは売れなかったであろう、と思ったのでした。

なにしろ布谷文夫ですので、濁声でブルースなりソウルなりですので、なんというかアクが強すぎます。 そして日本語の乗せ方が、そのハマり具合が絶妙によく、天才なんだなって。