日本のロックを牽引し続ける孤高のバンド””割礼””
9年ぶりとなるオリジナルアルバム『のれないR&R』
30年以上にわたり日本のアンダーグラウンドロック界に君臨し続ける孤高のバンド割礼。あらゆる世代からのリスペクトを一身に受ける彼らが新アルバム『のれないR&R』を発表。ライブアルバムやライブシングル、過去作の再発などを挟みながらも、オリジナルアルバムとしては『星を見る』以来9年ぶりとなる、まさに待望の1枚。
宍戸幸司を中心に山際英樹、鎌田ひろゆき、松橋道伸の4人によるアンサンブルはより深く絡まり合い、まるで違う世界から鳴り響くかのような独特のスローなサウンドは、割礼にしかたどり着けない境地を更新している。
「星を見る」から9年も経ったのかと、よくよく思い出してみると1歳半の息子に「リボンの騎士」をじっくり聴かせてみたところ、たいへんに嫌がったものであり、そういう意味で懐かしくもあり、もうこの年齢になると5年だ10年だはそんなに昔じゃないっていう感じになってきて。
テンポがどんどんスローになって、「ゲーペーウー」があまりにスローで感動してしまったあたりから聴き始め、いつだったかその後に同じ「ゲーペーウー」がオリジナルかもしくはオリジナルよりもちょっとはやいかくらいのテンポになったのを聴いて(正直言えば)落胆したものですが、やっぱりというかなんというかまたスローになって、「星を見る」を聴いてよかったと、ほんとうに割礼が好きでよかったと思ったものであります。
今作もスロー。 超スローでダークでサイケで、これぞ割礼であり唯一無二なんですよ。 ファンではありながらもコンプリートするほどではないんですけど、アルバムが出るとなると買っちゃうんだよね。 っていうかもしかしたら今年初めて買った新譜じゃないかしらん。