下山手ドレス別室 3(西村しのぶ)

西村しのぶのこだわり生活、5年ぶりの第3弾!

ますます高まるバラ・ガーデニング熱、ファッション、
シューズ、旅行、だしみそ鍋、箱買いトマト…
西村しのぶのオシャレで愉快な日常エッセイ!

バラとクリスマスローズについてばっかりで不満だということが多く、っていうか「砂とアイリス」は発掘の話だということでついていけないという不満が多い今日このごろですが、これは踏み絵みたいなもんです。 読者は試されているんです。

と、20年前なら言ったかも知れないけど、ちょっとした不満はググればシンパタイザーがすぐに見つかり溜飲を下げられるのは今の時代であります。 いやぁ便利になったんだかならないんだか。

ただ、シンパタイザーがこの世のすべてなんかではないことも同時に知るべきで、むしろシンパタイザーは目に見えるだけであり、そうじゃないものの存在が、こちらは見えないからわからない、ということにも気づくべきなんじゃないかなぁと思ったり思わなかったりなんですよね。

などと正月っぱらから書いていますが、これを書いているのは10/28であります。 すみません。

こういった西村しのぶの著作の傾向はその実、前からなんでありまして、ジャンルが変わっただけなんですよね。 だから前のジャンル(恋愛だアパレルだなんだ)から、突如に玄米だなんだ言い出したところで「!?」となった向きもありますけど、こうもベクトルが急旋回しちゃうとかえって拒絶反応を示しちゃうことも、あながち間違ってはいないとは思いますよ。

読者は試されているんですよ。 選民意識をもってですね、立ち向かうべきなんですよ。

なんちって、あけおめ。