Splash はスウェーデンのジャズロックバンドで、ザッパの影響下にあるとのことなんですけどホーンもストリングスも駆使してちょっと謎すぎるロックをやる1stよりも、やたらと鬼気迫るけどCD化されていない3rdよりも、この1974年にリリースされた2ndがその謎っぷりが際立っていて素敵。
アナログ盤ではA面を占めるKarottorokokrockokrokorock といういかにもなタイトルの21分にわたる阿鼻叫喚サウンドがバンドらしさを一番に表現しているかと思われます。 冒頭から不穏な空気が流れるものの、ザッパというよりレミーのような、ちょっと勘違いしちゃったハードロッカーみたいなボーカルが聞こえ出し、「この調子で20分ももつのかい?」とやっかんでしまうも、意表を突く、というか別曲ってことでいいだろう?っていうくらいの展開があり、いつのまにか曲が終わっているというなんども不思議な体験ができるんです。
YouTube には他にも、なんとカラーのライブ映像なんかもアップロードされており、いやはや世の中は広いね、って話ではありました。