ベイサイド・スウィンガー(エディ潘とスーパーセッションバンド)

ザ・ゴールデン・カップスのギタリスト、エディ潘とミッキー吉野グループの発展形、ゴダイゴが合体したスーパー・セッション・バンドの唯一の作品が待望の初CD化!!本作はゴダイゴとしての初レコーディング作品でもあり、ニューロック以降の日本のロック史上最も再発が待たれていた作品である!!オリジナルを忠実に再現した紙ジャケット仕様。(1976年作品)

例の映画で語っていたかおぼえていないけど、ケネス伊東が抜けたあとにミッキー吉野を誘ったのはエディ藩だそうで、そういうエピソードを知るとこのアルバムが何倍にも味わい深いものになるのであり。 そもそもゴールデンカップスは68年にミッキー吉野が加入、69年にエディ藩が脱退、71年にミッキー吉野が脱退、72年に機材ごとバンドがなくなっちゃうという、なんとも香ばしいところなんですけど、そういうのも含めていいんですよね。

ゴダイゴは75年に結成というか招集というかミッキー吉野グループから発展したのだそうで、76年リリースよりも録音は当然に行われるのでありますからゴダイゴとしては初レコーディングだったというのもさもありなん。 それもしてもここまでの流れを振り返ると、不思議なもんですな。

基本的にエディ藩が好きな私なんですが、エディ藩っぽくないこのアルバムが一番好きで、エディ藩名義でありながらもイニシアチブはゴダイゴというかミッキー吉野にあるようで、アーバンなブルースになっちゃってるのが最大の特徴ともいえそう。 いや、エディ藩らしくないから印象悪い!っていう向きもね、そりゃそうですよね、でもいいじゃんね?っていう返しでいきますし。

それにしてもアレよね、「スーパーセッション」って銘打つ作品は、どうもこうも似た空気なんだろうねぇ。