Bonita (Marcia Lopes)

カエターノ・ヴェローゾをして「知る限りもっとも美しい声の1人」と言わしめた、サンパウロの宝石マルシア・ロペス。そのクール&ビューティー度はさらに深みを増し、ブラジル音楽における洗練 良質 という言葉をこれほど体現する作品は貴重。
ボサノヴァ、サンバ、ジャズ、ポップスが高度に融合した、アコースティックな手触りの楽曲群に、ピアノやストリングスの優美な響きが加わり、マルシアの1級品のボーカルが滑らな旋律を奏でる。レパートリーはジョビン、シコ・ブアルキなどブラジルの名曲群から「ムーン・リヴァー」などポピュラー・スタンダード、さらにはビートルズの「シーズ・リーヴィング・ホーム」のカヴァーまで注目曲揃い!
共同プロデュース、さらにアレンジを全面的に手掛けたのはサンパウロきっての知性派、マリオ・マンガ。彼の所属する『ムジカ・リジェイラ』のファビオ・タグリアフェリとともに美しいストリングス・アンサンブルを聞かせる。

Marcia Lopes は作品デビューしたときは多少話題にものぼり、それは確かデビュー作の「LP」(2003年リリース?)についてで、この2nd(2006年リリース?)では・・・それなりに、デビュー作くらいには話題にのぼったのだろうか。 デビュー作はあのカエターノが絶賛したジャズ歌手!みたいな触れ込みがそれなりに功を奏した形になっていたけれど・・・。

なにしろ情報がないのでアレですけど、そういうときは音楽に集中すればいいのであり、(これを書いているのは6/3だけど、公開されるのは7/24だということで)夏まっさかりの朝に聴くともうタマランチ会長なんじゃないかって話です。 都会ではどうだかわかんないですけど田舎では夏といっても朝は涼しい。 そんな時間帯に聴くといいんですよね。

She’s Leaving Home のカバーがいいんだけどねぇ、つべにはないんだよねぇ。 CD聴いてください。

動いてるマルシアを初めて見た