Folkstone Prism (Kennélmus)

夏といえばサーフミュージックであります。

Psycho-delic sonic oddity! The rarer than palm hair, 1971 unlikely and delicate blending of influences as diverse as the Chantays, Lee Hazlewood, Ennio Morricone, Quicksilver Messenger Service and the Electric Prunes, this private press sonic oddity features blistering instrumental cuts plus others with vocals just odd enough to fit with the psych-surf-garage instro assault!

https://kennelmus.bandcamp.com/

1971年のリリース。 アメリカはアリゾナ州フェニックスで結成されたこのサーフバンドは、オリジナルとしてはこれだけ、そして近年(つっても20年くらい前か)未発表曲集をリリースするもそれだけ、っていう。 それよりもなによりも、アリゾナ州っていうところは私自身今確認したんですけど海がないんですね。 海がないところでサーフミュージックを演奏するバンドって、長野県でやるんとは規模が違いますよね。

サーフミュージックつったってこのブログで紹介するくらいなもんで当然にサイケ入っているわけで、っていうかちょっと行きすぎな感も多分にあり、なにしろギターの音が「キレたナイフ」(©出川哲朗)すぎちゃってうるさい。 その上過剰なコラージュが被さってくるもんだから笑いが止まりません。 かつ、曲を追うごとにつれてだんだんにボーカル曲も増えてきて、そのボーカルが脱力感著しいところでして、そのトロトロさはちょっと怖いくらい。