Gin Rose / Friendship (Ash Ra Tempel)

Ash Ra Tempel は、他に混ぜ物のないピュアな意味での Ash Ran Tempel において、2000年に一度だけ再結成しています。 とはいえ、Manuel Göttsching と Klaus Schulze のふたりだけで。 もちろん廃人となってしまったとされる Hartmut Enke がいるでなし、Rosi Müller がいるでなし、なんですが、なんだかんだで先の二人がいれば成立するだろうっていう話でありまして、そもそも Manuel Göttsching 一人になってからのほうが長いですもんね、こちらさんは。

で、どういうわけかマイナーレーベルからスタジオ盤(Friendship)とライブ盤(Gin Rose)を1枚ずつ(しかも少ないプレスで)リリースしたまんまとなっていたのを、今回再発する運びとなったんだそうです。 しかもライブ盤の方は当日の映像を DVD 化するという大盤振る舞い。

・・・なんですが、まさかに Klaus Schulze がドラムを叩くわけではありませんので、もうこの二人の世界が延々と、延々と続くんです。 チルアウトという言葉すら生易しいくらいにアンビエントを突き抜けた、天国の音楽。