Musicmagic (Return To Forever)

Return To Forever といえばやれ Chick Corea だ Stanley Clarke だっつって裏ジャケ見ると「あー」ってなもんだし、それはそれは超技巧派で著名なクロスオーバージャズな皆さんなんですけど、そんなに意識して聴いてこなかったのは、もしかしたら俺 Chick Corea がそんなに・・・

エレクトリック・ギターをフィーチャーした第2期から一転、大量増員によるオーケストラ的なサウンドでファンの度肝を抜いた第3期リターン・トゥ・フォーエヴァーの代表作。第1期の要であったサックス奏者ジョー・ファレルが復帰し、チック・コリアの妻ゲイル・モランがヴォーカリストとして新参加。厚みのあるホーン・セクションをバックに、チックやスタンリー・クラークが会心のプレイを繰り広げる。

このあとライブ盤を出すか出さないかのくらいで解散してしまうので、このスタジオ盤としてはラストのアルバムは相当に過渡期といいますか分水嶺寸前というか、いわくつきな雰囲気たっぷりなんではありますが、先の私の言い分から辿ってみればこれが一番好きなアルバムなんでして、ゴージャスなファンクジャズとして、もうちょっとフュージョンっぽさが抜ければいいのになっていう印象はありますものの、とてもいい。