May Blitz はたしかにマイナーかも知れないし、どっちつかずな印象のあるサウンドにも聴けるし、カナダのバンドだし(?)、っていう風についつい感じ取って聴いてしまうんですけれど、そうじゃなく、事前知識なしで 1st(1970年リリース)を聴いてみると、ハードなロックだったはずのサウンドはクリアトーンなギターが印象的だし、サイケっぽい雰囲気も見え隠れし、リリース当時の時代を考えればかなり先進的なバンドだったんじゃないかって思います。
なにしろオリジナルアルバムはジャケットが今一つのような(印象を散漫とさせる)気がしちゃうんですよね。 それでも、1st か 2nd かといえば断然に怪しげなこの1stかな。
なお、2012年にライブ盤がリリースされましたが、この内容が「そうだろうなぁ」っていうくらいの歪っぷりであまりすすめられないっていう。