ザ・ビギニング(麻生レミ)

日本ロック史上最も偉大な女性ロック・シンガー、麻生レミ(ex.内田裕也 & フラワーズ)の2nd album『ザ・ビギニング』がW紙ジャケット&SHM-CD仕様で再発売!!1977年に名門アトランティックより発売された本作は伝説のギタリスト陳信輝が参加したカナダ録音のグレイト・アルバム!!

フィルム(映画)で見る麻生レミはギターを弾きながら

と、ここまで書いたのが昨日。 今日は大晦日で、昨日の三十日にここまで書いてのちに年取りの準備やらなんやらやってまして。

で、「麻生レミはギターを弾きながら」のあとがなんだったか忘れている今なんですけども、そもそも洋楽カバーの歌手としてデビューしたのちにグループサウンドに接近してあのザ・フラワーズに参加し、そのフィルム(映画の演奏シーン)を観るに至った私なんですが、そのイメージとこのアルバムとの落差がどうにもあるような気がしてなりません。

私は知らないのですがどうも「日本のジャニス」と呼ばれていたらしく、「**のジャニス」っていうのはこれまでにいろんなところで見聞きしたものの、これほどまで「**のジャニス」が合わない「日本のジャニス」はいないよねって思うんですよね。 確かにキャリアはすごいもんだ。 でもそれと「日本のジャニス」はあんまり関係がないような。

どうも歌声がこっち方面じゃないと思うんだよなぁ。

歌ものメインのソロ1作め(1976年リリース)よりも、その2年後にリリースされたカナダ録音だという2作目のほうが私は好きで、っていうか邦楽としても相当なレベルなんじゃないかって。 というのも残念ながら歌ものメインではなくて、陳信輝がギターを弾きまくるアルバムのゲストボーカルっぽい立ち位置なのがかえっていいんですよ。 決してこの歌手のことが嫌いなのではないのですが、アルバムの立ち位置としてこれ以上のものはないと思ったんですよね。