例の「イギリスの3大フォーク」さんのひとつである Spirogyra は、こないだエントリーした Mellow Candle ほどプログレッシブではないわりにもフォーク・ロックとしては相当なところにあるんじゃないかと思いますし、実際問題 3rd であるところの Bells, Boots And Shambles は名盤の誉れも高いんでありますが、私はもうちょっとカンタベリーっぽいというかいうなれば Slapp Happy っぽさすら見え隠れする 2nd が好き(1972年リリース)。
特に注目すべきは1曲めのこれで、ちょっと意味がわかんないことになっています。 リズムがジャーマン・ロックなんですよね、ハンマービートなんですよね。 諧謔傾向なのは全体を通してでありまして、ほのかに Gong が見えたり前述の Slapp Happy が見えたり、通底するかすかなサイケデリック感も悪くない。
なのでフォークとは言い難い。 フォーク・ロックなんであろうけど、そこにとどまらない。