「イパネマの娘」で一世を風靡した“ボサ・ノヴァの女王”初のソロ・アルバム。
ちょっぴりハスキーなウィスパー・ヴォイスが、洗練された極上のロマンティック・メロディをクールに歌う。ジョビン、ドナートらのサポートも最高。
あまりに有名すぎてアルバム単体では聴いてこなかった私もついに聴いた次第ですけれど、みんなはベストとか聴けばいいからな!?
1940年生まれでこれが1965年のリリースだというから気が遠くなるくらいに昔の話。 それでも聴いてみると、こういう傾向の音楽のしょっぱなであり且つこれを越えるアルバムはありません。 バックの演奏は言うまでもなく、アンニュイなのかヘタなのかわかんない独特のボーカルも、それにしたってこれを越えるボサノヴァのスタイルはないわけで、いきなり頂点を示してしまったのは罪かも。